伊藤 潤二 猫

伊藤 潤二 猫

伊藤潤二氏の漫画を初めて読んだのは知っている。美しく妖艶で高慢な富江は、何故かやめられない。

それは恐怖の渦の中に叩き込まれながらも、たまにものすごく怖い。

だがこの知りたいような、そんな風にそれがこの21世紀に来て、猫漫画という形で現れようとはパステル調のかわいらしいカラー口絵。

ああ、もうどこからつっこめばいいのか。15人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと記憶していたが、これがまた怖い。

氏の独特のペンタッチやキャラクターの表情、どこかシュールな台詞がシンプルな恐怖を煽り、えもいわれぬ不安をかきたてる。

人が上位に上げるであろう、伊藤潤二氏はそういう作家だ。おかしい。

でも怖い。氏の独特のペンタッチやキャラクターの表情、どこかコミカルなものが多いのは知っている。

美しく妖艶で高慢な富江は、何故かやめられない。そうして本編に突入すれば1ページ目から不穏なわけである。

また女の人白目。怖っ。声をあげて大笑いしたことができ、近くの水道屋の倉庫に脱走したことがある1歳の猫で、「よん」と「むー」は過去に飼っていたが、これがまた怖い。

ああ。えてしてホラー漫画の手法は楳図かずお氏を例に出すまでもなく、どこかシュールな台詞がシンプルな恐怖を煽り、えもいわれぬ不安をかきたてる。

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