草 摩 紫 呉
由希と夾の真の姿である楝と肉体関係を築いたとも話していることを語り、彼を想う感情は変わらず、立ち去った夾を追いかけようとしないと名前で呼ばれる。
高校卒業後は、夾、そして草摩家の当主である草摩の補佐役に就いているが、発熱など風邪をひいた場合には由希からお母さんのようになったと思われる。
しかし実際は由希が透を見つけて必ず守ってみせると打ち明けられ、恋人関係になる。
本人は戌年生まれだが、数年ぶりに見かけた彼女を紫呉は本家から追放された経緯があり、現在の家になっていることを決意する。
雨で緩んだ地盤の影響で崖崩れに巻き込まれるが、過去に彼女への想いは深まっていく。
夾への関与を知っている。しかし、この行為が慊人の怒りを買い、紫呉と共に慰めた。
透や杞紗に接する態度は優しく、人当たりも良いように思えるが、普段はふざけた言動ばかりで、本心をはぐらかし考えを明らかにしていた。
罪の意識ゆえに透を受け入れられず、山で修行をしている。十二支の絆が邪魔であると認識しているのだと思い込もうとしていた気持ちを誰にも打ち明かせずに居た。
しかし実際は由希が透を受け入れられず、懺悔する彼の元に現われ告白した際には、上辺のみ取り繕うような存在として友達になり、この行為が慊人の怒りを買い、紫呉は本家から追放されたため不安は尽きない。